KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年3月号
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〜名誉館長として〜私は神戸市民の皆さまの復興支援委員会に参加させていただきました。今回はまた大好きな神戸でのご縁をつないでいただきありがとうございます。神戸の震災復興のためいろいろな活動をされてきた安藤先生が、「こども本の森 神戸」を設計、寄贈されたとお聞きして大変嬉しく思っております。子どもたちがいつでも足を運べて、子育てをしている親御さんにとっても居心地のいい場所になり、命のこと、鎮魂のこと、このまちのことを学び、自分たちのふるさとを心に刻みながら育っていってくれたら、応援する私にとっても嬉しいことだと思っています。〜この場所にあることの意味〜神戸の皆さんにとって特別な場所「東遊園地」の中にできたということには大きな意味があります。震災に関する記録や検証で子ども向けのものはまだまだ少ないとお聞きしていますが、ここへ来たら「神戸で何があったのか」を学べます。それを家庭に持ち帰り家族の話題になったり、学校でも話し合いの場が持たれたりして、震災が数字での記録とは別に個々の心の中に残っていくのかなあと祈るように思っています。〜本は想像の世界を広げる〜「推薦図書を」という依頼を頂き、「自分が生きている世界は小さいけれど、本を読んで想像の世界を広げ、そこで生きている自分を感じてほしい」。そんな思いで、選ばせていただきました。私自身が子どものころ好きだった本、私の子どもたちが好きで何度も読み聞かせをした本のほか、大人になってから出会った児童書もあります。その中の「シートン動物記」と「ファーブル昆虫記」は久元市長も子どものころお好きだったとお聞きしました。私はオオカミ王ロボから命について考えるきっかけをもらいました。ファーブルという人は詩人のように昆虫のことを描写していま竹下景子さん43

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