KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年3月号
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―販売センターではなく「ステーション」なのですね。創業50周年を機にそれまでの「販売会社」という概念を大きく変えることになりました。きっかけはある先輩から「50年前、ここにまかれたヤクルトの種を大きな木にしてくれたのはお客様。くつろぎや日陰を与えれば大木はなくてはならない存在になるが、恩返しができない木は伐採される」という趣旨の言葉を頂いたことです。それまでもお一人暮らしの高齢者様の安否確認活動「愛の一声運動」などでお役に立っているつもりだったのですが、お客様への健康情報発信や楽しんでいただける行事は少ないことに気付きました。まず工場見学を始め、バス3台、年間延べ約300回実施してきました。コロナ禍で中止していますが、ヤクルトレディからも「ぜひ続けてください」という声が上がっていて収束後には再開予定です。そして健康教室の回数を増やし、ステーションごとにお客様対象のイベントやセミナーの開催も積極的に進めてきました。大切なことは、風土づくり―時代とともに変わっていくヤクルトの使命もありますね。エリア内約160万人の人口が2040年には約130万人に減少します。日本社会全体の少子高齢化は分かり切っていることですから、売上減少の言い訳にはできません。160万人の約10・5%、16万5000本のヤクルトを飲んでいただいていますが残り約90%の方にもヤクルトを知って飲んでいただき、美しくいていただくための化粧品をお届けする。さらに今後は超高齢化社会でヤクルトができるお役立ちを考え、お客様との関わりを深めていく。その一つが現場で日頃からお客様との信頼関係を築いているヤクルトレディを通して老人ホームをご紹介する「円か」です。地域から信頼されるヘルスケアカンパニーになろうと、若手社員たちがお役立ちサービスをいろいろ考えてくれているようです。―社長として社員に常に伝えていることは。社員は家族。一緒にいる時間が家族より長いわけですからね。これは創業者以来ずっと社員に伝えていることです。―経営者として大切にしていることは。組織風土を大切にしたいですね。風土が良くなれば業績1F Yakult Bio Kitchen3F ガーデンテラス36

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