KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年2月号
70/128

沼部 20店舗もある大きな病院とか、知名度のあるモデル起用とか、頂点を押さえて攻めるから展開が早いのでしょうね。宮﨑 ヘッドピンを探して、ソコにどう当てるかを常に考えていますね。1個ずつピンを倒すのは時間がかかる。沼部 保険の仕事をされていた時の経験?宮﨑 それは大きいですね。大学生の頃から将来自分でビジネスをやりたいと思っていて、その経験を積むために保険会社に勤めたんです。沼部 えっ!なぜ保険会社?宮﨑 大学生なりに、自分が将来社長になるために何がいいかを考えて、保険か銀行かカード会社って考えたんです。理由は、考えが浅いんだけど個人情報にふれられ川上をとれると思って。でも、銀行やカード会社は自分では作れない。保険なら代理店っていう道て頑張っているけど、総合病院などは少子化もあって苦労しているようです。沼部 マタニティフォトもされているのですか?宮﨑 日本人は恥ずかしがり屋だから、よほど自信がある人だけと思っていたら産婦人科からやって欲しいといわれ、サービスが広がっています。沼部 ニーズがあるってことですね。その時しか撮れないですから。宮﨑 画像処理をして、きれいに仕上げるからお母さん方も喜んでくれています。起業を志す若者へ株式会社クロシェホールディングス代表取締役社長 沼部 美由紀 氏25周年を迎えたクロシェの創業者。神戸発のバレエシューズ《ファルファーレ》や神戸・山の手スカートが人気の《トレコード》、セレクトショップ《ジャスミンスピークス》など複数のブランドを運営。2021年は武庫川女子大学や甲南女子大学、事業構想大学院大学などの講義やスピーチ、ゼミの調査など、さまざまな大学への協力も行っている。アイキッズ株式会社代表取締役社長 宮﨑 一明 氏大手損害保険会社でリテール営業、自動車損害サービスセンター、外資系金融機関にてセールスを経験したのち起業。「世界中の子どもたちを笑顔にしよう」を理念とし、キッズ・ベビーモデルオーディション、産院での新生児撮影を事業化。新しいコンテンツやサービスを仲間たちと生み出していくことをライフワークとしている。70

元のページ  ../index.html#70

このブックを見る