KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年2月号
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屋上庭園屋上庭園紹介状なしでどなたにでも受診していただけます。がんの疑いがあるという段階で紹介状を持って受診された場合は、私たちがすぐにそれまでの経緯を把握でき、当日にCTやMRI、エコー検査などを受けていただき、その日のうちに結果説明ができ、その後の精密検査や治療を迅速、スムーズに進めることができるというメリットがあります。―精密検査も受けられるのですか。 通院だけでなく入院での検査も可能ですので、遠方から来られる方、検査処置や症状に不安を抱えておられる方にも安心して受けていただけます。採取した組織は神大病院病理部が診断をしてくれます。大学病院のサテライトのような存在だと考えてください。―近隣病院とも連携されているのですか。 最新鋭の放射線治療装置を備えてメンテナンスを続けるのは大変なことです。それぞれの病院が行おうとしても採算がとれませんし、患者さんを集積し症例数が増えると経験値も集積神戸低侵襲がん医療センター理事長兼病院長藤井 正彦(ふじい まさひこ)1957年生まれ。淡路市出身。神戸大学医学部卒。がん診療に携わるため、放射線科を選択。県立がんセンターなどで研修後、米国エモリー大学に留学。帰国後は三木市民病院で8年間勤務。2000年から12年間神戸大学医学部附属病院で勤務。その間に、現在の病院の設立準備委員会に参加し、2013年4月の開院時より現職55

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