KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年2月号
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─永田良介商店の家具は100年使えるといいます。耕一 それは修理することが前提です。当然、何十年も使えば痛みます。泰資 「修理をおろそかにするな」というのが、うちの伝統です。家具屋としては修理よりも新品を売った方が儲かるんですが、それでも売上げの半分程度は修理なんですよ。家具が古くなってきたとお客さんに相談されたときに、「買い替えましょう」という提案をすることは基本的にありません。次の住居に向けて合わないところがあっても改造できますし。─一方で、新しいことにも挑んでいます。チーク材の美しい木目と重厚感を生かした旧乾家住宅玄関ホール暖炉にも見事な彫刻が施されている。ナラ材を使用したソファも永田製。旧乾家住宅玄関ホールインソールにはハイブランドファブリックを使用永田良介商店の伝統を受け継ぐサイドボードハイブランドファブリックを使用したハイバックチェア34

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