歩いたり、古い建築物などを見てきたおかげで、結果として、今回の新作の撮影に生かすことができました」神戸から世界へ「三度目の、正直」は、新型コロナウイルスの影響が日本中に広がる直前に撮監督賞)の栄誉に輝いた。弟子として師匠の黒沢清監督の、また後輩として先輩の濱口監督の裏方として創作の現場を支え、師と先輩の国際的な活躍に貢献してきた。「『スパイの妻』では、第二次世界大戦当時の街並みなどが出てきますので、日常生活の中で新開地を影を終え、コロナ禍の真っ只中に編集を行ったという。「コロナによって、もし、人々の世界観が変わり、この映画で描いたテーマが通じなくなってしまったらどうしようか…。編集中は、そんな不安があったのですが、現在のコロナ禍だからこそ、より切実に多くの人々の胸に迫るテーマになった24
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