KOBECCO(月刊 神戸っ子)2022年1月号
74/132

ベタですが最初の『マッドマックス』。湊 良かったですよね!僕も映画館で一日中観てました。(笑)インターセプターV8のベースはフォードのファルコンでしたね?服部 そうです!めっちゃカッコイイですよね。アイデンティティは不滅─デザインではどれが良かったですか。貝沼 さっきも言ったシャマルとか、ギブリⅡとか。初代のフィアットパンダとかもデザインが素晴らしいと思いますね。あと、僕が最初に店長になったのはルノーのお店でしたが、アルピーヌA610ターボはカッコよかった。あれにルマンというのがあって、フランス製のスーパーカー的な。湊 僕もルマンの現物見てノックアウトされそうになりました(笑)。フランスのエスプリですよね。ダイナミックではなく、ヒューッとターボラグと共に加速していく。服部 ルノーと言えば、5サンクターボも見た目がスゴい車でしたよね。貝沼 その後に出たクリオという車にもV6があって、普通のハッチバックなんですけど、ブリスターフェンダーでエンジンを後ろに乗せ、V6の3Lで、シートも2つしかなく、ボディはFRPで。チョロQみたいな車で。湊 鋼管フレームにザガートのデザインを纏ったアルファTZ2も記憶に残る車ですね。ミッドシップ化の時流の中、改良を重ね1600ccながら最高速度245キロ。FRレーシングカー(ロードゴーイングカー)の憧れでした。その後、1967年ティーポ33(ミッドシップV8、2000㏄、最高速260キロ)にバトンを渡しました。2010年にはTZ3を発表、魅力的なデザインやスペックはTZの系譜を引継いでいますね。服部 僕は初代のロータス・エラン。性能とかよく知りませんけれど、印象に残っていますね。貝沼 ロータスは昔から面白い車がありましたよね。エスプリは『007』ですしね。本誌・服部74

元のページ  ../index.html#74

このブックを見る