KOBECCO(月刊 神戸っ子)2022年1月号
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チア・ビエンナーレなどにも精力的に出品。「訪れた国の数?いろいろなテーマで個展やイベントなどを開催してきました。30カ国以上は回っています」その活動は展示室にとどまらない。現在、力を注いでいるのが、「明後日朝顔(あさってあさがお)プロジェクト」だ。「朝顔の種をまき、そこで育った種を別の土地にまく…。2003年に新潟で始まり18年間続けてきた、このプロジェクトは現在、日本全国29地域まで広がりました。今年は姫路市内の幼稚園、小・中・高校など100カ所で朝顔を育て、みんなで一緒に種を収穫しました」なぜ、明後日なのか? 「明日(あした)と違って『明後日(あさって)』って、何かあやふやではっきりしないけど必ずやって来るでしょう。不確かなんだけれど希望がある。そう信じているんです」この姫路市内100カ所で収穫した種も美術館で作品として展示されている。さらに、この種をモチーフ23

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