KOBECCO(月刊 神戸っ子)2022年1月号
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日比野 克彦(Katsuhiko HIBINO)1959年 岐阜県生まれ。1984年 東京藝術大学大学院美術研究科修了。東京藝術大学美術学部長、先端芸術表現科教授。岐阜県美術館館長、日本サッカー協会理事・社会貢献委員会委員長、熊本市現代美術館館長。『展示室で会いましょう』」(1月16日まで)。 〝色彩の魔術師〟と呼ばれ、フォーヴィスム(野獣派)を牽引した20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティス(1869~1954年)や、〝スペイン最大の画家〟と呼ばれた宮廷画家のフランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828年)ら6人の世界の巨匠たち。彼らに挑む形で、日本の現代アート界の代表として日比野さんが〝参戦〟。「現代日本の姫路市立美術館の展示室で、世界の芸術家と日比野さんが出会ったら…」。そんなユニークな発想から生まれた、趣向を凝らした特別展だ。マティスとの出会い「平面も立体も関係ない…」。そんな日比野さんの言葉通り、美術館の壁面や棚だけでなく、床や天井など縦横無尽に作品が展示。同館所蔵の6人の作品100点と、日比野さんがこれまで手掛けた作21

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