KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年12月号
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センターバーの真上には魚が泳ぐ水槽が!水の揺らめきが幻想的転されてきたことは、神戸のワークパワーとしては非常に大きな期待が持てます。ただ人を集客していく商業エリアとしては、三宮から徒歩20分の立地に皆さんが二の足を踏まれるのも当然です。最終的には「ポトマックがやらないで誰がやるねん」と自らで運営することを決意しました。そうしてTOOTH TOOTHのショップをマーケットのように楽しめるフードホールを企画。“ハレの日常”をテーマに、生活をちょっと豊かに、楽しく、幸せになるような場を完成させました。…ホール中心部のバーは、天井が劇場型アクアリウム「átoa(アトア)」の巨大水槽と繋がっていて、魚たちを眺めながら食事を楽しむことができる驚きの設計です。夜は光のゆらぎが強調されてデートにもおすすめですよ。昼は劇場型アクアリウムに来られるお客様の需要があると確信をもっていたのですが、ネックとなっていたのが夜です。どうすればナイトタイムエコノミーを推進できるか。神戸には小バコのいい店がたくさんあるものの、大バコ店は少ない。そこで思い出したのが世界の飲食店を視察して面白いと感じていたフードホールです。雑誌『タイムアウト』が展開するフードホールをはじめ、マドリッドのサンミゲル市場や台湾の夜市など。夜に安心して飲み食いができて、大勢のお客さんと楽しさを共有でき、高揚感安心&感動の仕掛けで夜の経済効果も推進30

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