KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年11月号
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兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第一二五回確認システムを導入しカードリーダーを設置している医療機関でしか利用できません。─マイナンバーカードを利用すると、患者にどんなメリットがありますか。西口 大きく2つのメリットが挙げられます。1つは受付時間が短縮され混雑緩和に結びつきます。健康保険証を提示していただくと、医療機関では患者さんが加入されている健康保険証の情報を照会し確認する資格確認の作業をおこないます。これまでは受付事務職員が健康保険証の情報を電子カルテやレセプトコンピュータに手作業で入力していましたが、マイナサーバーからネットワークを介して健康保険証の情報が取得できるようになったため、健康保険証の提示は不要になります。もちろん、これまで通り健康保険証の提示でも受診できます。─どこの医療機関でもマイナンバーカードを健康保険証の代わりに利用できますか。西口 いいえ、オンライン資格─マイナンバーカードが健康保険証の代わりになるそうですね。西口 はい。医療機関を受診する際に健康保険証を提示していただいていますが、この10月からオンライン資格確認システム(図1)が本格稼働し、マイナンバーカードをカードリーダー(図2)に置いていただければ支払基金・国保中央会(国保連)のマイナンバーカードが健康保険証にオンライン資格確認について兵庫県医師会常任理事 医療情報ICT化委員会担当理事西口医院 院長西口 郁 先生(図2)カードリーダー96

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