KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年11月号
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誰も 来なくなったのが辛い六甲山は昔、もっと活気がありました。青春時代には我々庶民は立ち入りにくいと感じるくらい独特の高級感があって。それが近年、バブル崩壊、阪神・淡路大震災、リーマン・ショックが続くとともに、別荘地に空き家が増えて閑散とし、かつての避暑地のイメージがなくなってしまいました。私も週末は六甲山で過ごしてきましたが、その間に誰もが来なくなったと実感し、それが辛くてね。食事をするところも喫茶店もなくなっていく。これは何とかしなければと。我々は主に関西を中心とする輸入車ディーラーの八光自動車で商談のとき、テストドライブでよく六甲山ホテルを使わせてもらっていたんですよ。御堂筋のショールームから1時間弱なんです。湾岸線で飛ばして、山の上り下りを体験できるドライブコースに最高で。六甲山ホテルでお食事やアフタヌーンティーをいただ六甲山サイレンスリゾートCEO 池田淳八さん75

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