KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年11月号
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国連大使に応募している先輩が多く、グローバルな人材を育てることに力をいれていると思います。SDGsはとても大切なので、学びを深めるためのイベントを開催したり、有志を募って活動に参加したりもしています。―今回、国連大使として参加した感想は?最も心に残ったのは、バングラデシュに留学している大学生の話でした。貧困層の話や写真は、私がフィリピンの貧困街で見た目をそらしたくなるよう―応募のきっかけは?中学1年生の時に「少年少女国連大使(本事業の前身)」として、フィリピンの貧困街を訪問し、そこで暮らしている子どもたちの様子を見て、とてもつらく心が痛くなりました。高校生になって、もっと海外の貧困について考え、自分自身のSDGsの理解を深めたいと思い応募しました。―高校でもSDGsについて学んでいるのですか?私の学校でもグローバルユースな光景よりもひどい暮らしでした。実際に見て感じたことを教えてもらい、すごく参考になりました。―WEBサミットでは、どういう課題に取り組まれましたか? 私のグループでは、SDGsの「働きがいも経済成長も」を解決するためのディスカッションをおこないました。国により、価値観や考え方、文化の違いで問題は全く変わってきます。どうすれば世界の問題が解決につながるのかを考えるいい機会になりました。海外では、外国人労働者を雇用するために、他国の文化を取り入れ会社をグローバル化していくことで成長させるのが一般的だそうです。日本では、まだまだ少ないようです。―将来、やりたい仕事などありますか? まだきちんと考えることはできていませんが、世界の子どもたちを助けられるような活動を、仕事ではなくてもできればと思っています。もっと海外の貧困について考え、自分自身のSDGsの理解を深めたいJAPANグローバルユース国連大使啓明学院高等学校 箸本 紗葉 さん73

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