KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年11月号
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のほか、ナガサワ文具センター(創業139年)、毛利マーク(創業107年)の3社。ナガサワ文具センターは、神戸各地の景色をイメージしたインク「Kobe INK物語」を手掛けるが、現在までその種類は約80色にものぼる。トリプルコラボ商品は「Kobe INK物語」の色から着想を得て、ファーフェルトハット(兎毛)の素材やリボンを選定、マキシンの職人・久保太平さんを中心にデザインを試行錯誤して完成に漕ぎつけた。そして最後に、毛利マークが、「Kobe INK物語」に描かれている神戸の風景をピンバッジに仕立て、ワンポイントのアクセントを飾ることで、帽子の完成度を高めている。完成した商品は、落着いた色合いで秋冬シーズンにぴったり。今回のトリプルコラボ商品は、ジュンク堂書店三宮店3階ナガサワ文具センター内「PEN style DEN」のみでの販売。マキシントアロード本店では販売しない。読書の秋、ジュンク堂書店三宮店におこしの際には、是非ともお立ち寄り下さい。「Kobe INK物語」とピンバッジ【Kobe Chapeau Hommeに関する問い合わせ】担当:ナガサワ文具センターPEN Style DEN078-321-3333岡野真人【音声配信に関する問い合わせ】担当:株式会社毛利マーク代表取締役藤井淳史電話:080-5705-1894Email:a-fujii@mouri-mark.com「Kobe Chapeau Homme コラボ記念神戸老舗鼎談」マキシン柳憲司、ナガサワ文具センター竹内直行、毛利マーク藤井淳史の3名トリプルコラボ商品の誕生秘話など音声配信「神戸老舗鼎談」もお聴きいただけます。配信チャンネルURL:https://stand.fm/channels/601bfcc585b142d0d8c2a765マキシン 取締役営業本部長兼ライフスタイル事業部長 柳憲司さん 長澤社長からのお話しがなければ、Kobe Chapeau Hommeは誕生していなかったかも知れません。「PEN style DEN」にふさわしい、お洒落で上質なメンズハットは、マキシンのモノづくりのプライドをかけて製作しました。竹内さん、藤井さんは日頃から親しくさせていただいていますが、そんな関係から興味本位でトリプルコラボ商品を開発することになりました。神戸の老舗が横のつながりで、それぞれのノウハウを持ち寄り、新たな神戸ブランドの開発を手掛けていくことも意義があると思います。ナガサワ文具センター 商品開発室執行役室長 竹内直行さん 2007年、神戸の街のために何かできないかと考え、神戸各地の光景をインクの色で表現してシリーズ化していく「Kobe INK物語」は誕生しました。今回「Kobe INK物語」をヒントにメンズハットが商品化されたことに新たな可能性を感じさせます。現在の約80種類の神戸カラーを開発しましたが、まだまだ開発途中です。神戸カラーが増えることで、その輪が広がり、新たな神戸ブランドの創出につなげれば嬉しいです。毛利マーク 代表取締役 藤井淳史さん 「Kobe INK物語」に描かれている神戸の風景はカラフルな色彩のものが多いですが、主役は帽子ですからピンバッジは主張し過ぎない色彩を考えシルバーを選びました。また、光沢感が強すぎると目立ちすぎると考え、それを抑えるために表面を研磨することで、上品で味わい深い光沢感に仕立てています。さりげないアクセントは、まさにいぶし銀の輝きです。63

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