ですよ」秋吉久美子主演の映画「パーマネントブルー 真夏の恋」(1976年)で主題歌を作曲し、歌を歌った。同じ事務所にいた谷村新司の作詞で。「以来、まだ映画一作を通じた楽曲を担当したことがなくて。ずっと、いつか挑戦してみたい…と思っているんです」さらに、こう続けた。「ライブ活動は生涯現役。歌える限り、歌い続けていきたい」聴衆のアンコールにこたえ、ステージで熱唱する歌声は、デビュー当時と変わらず、伸びやかで力強かった。(戸津井康之)岸田 敏志(キシダ サトシ)1953年岡山県生まれ。シンガーソングライターとして『黄昏』『きみの朝』『重いつばさ』などの代表作を残す一方で、役者としてもドラマ『1年B組新八先生』『渡る世間は鬼ばかり』に出演、またミュージカル『ミス・サイゴン』 『屋根の上のヴァイオリン弾き』など数々のステージを踏むなどの幅広い分野で岸田敏志の世界を確立しようとしている。27
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