KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年11月号
111/136

 大阪万博が開催された翌1971年に、トアロードでオープンした喫茶マリーナが、今年10月1日に50周年を迎えた。この記念すべき節目に外観もリニューアル。明るく優しい黄色の外壁にオレンジ色の屋根瓦、2階の窓はモスグリーンに彩られ、とても明るい雰囲気に。建物全体が花や緑が囲まれて、その光景に道行く人も足を止める。マリーナの一日は早い。午前6時30分のオープンと同時に、待ちわびたかのように常連客が訪れる。終日途切れることなく常連客が集れ、ランチ時はほぼ満席に。その光景はまるで我が家のリビングで寛ぐかのよう。10月1日~3日まで50周年記念フェアが開催され、カウンター4席とテーブル席12席の店内はお祝いの花々で埋め尽くされた。現在は、お母さんと娘さんが親子二代の二人三脚でお店を切り盛りする。年中無休、気取らずいつもと変わらない人と味がマリーナの魅力でもある。そしてこれからも。喫茶マリーナ神戸市中央区山本通3-15-146:30~17:30 無休トアロードで愛されて50年、そしてこれからも喫茶マリーナ111

元のページ  ../index.html#111

このブックを見る