KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年10月号
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公立・公的病院の「再検証」における新型コロナウイルス感染症の影響必要な公立・公的医療機関」としては民間病院の割合が半分近くありますが、₂0万人以上100万人未満では公的病院、₂0万人未満では公立病院の占める割合が大きくなっています。つまり、地方部では公立・公的病院の果たす役割が大きいことがわかります。─実際に公立・公的病院ではどれくらいコロナ患者を受け入れたのでしょう。岩永 地域医療構想の構想区域における人口規模別の患者受入可能医療機関の状況(図3)を見てみましょう。人口規模100万人以上の地域で─公立・公的病院は大病院というイメージがありますが、規模が大きい病院でたくさん新型コロナの患者を受け入れているのですね。岩永 確かに病床規模が大きいほど、新型コロナの患者の受入可能医療機関の割合も実(図2)公立・公的病院の「再検証」における新型コロナウイルス感染症の影響(図3)構想区域の人口規模別公立・公的等・民間別の新型コロナ患者受入可能医療機関の割合出典:厚生労働省※小数点以下を四捨五入しているため合計しても100%にならない場合あり次76

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