KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年10月号
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生が話しを聞きたいとか、こういうことをしたいという相談があれば、できることは無償で協力するという条件で登録を呼びかけていきます。春名 素晴らしい制度ですし、持続していかないといけません。また、神戸の企業として、意欲のある学生と対話する機会は大切だと思っているので参加します。|学生募集は経営学部や経済学部が中心でしょうか?酒井 応募のほとんどが先生からの告知なので、経営・経済を学んでいる学生が多くなっていますが、これから学生同士で広げてもらうので、バリエーションに富み面白さが増してくると思います。学生募集の窓口は、LINEに開設しています。神戸は起業に適している|今、起業される方が増えていると聞きます。JCI神戸の正会員で起業家の方はどれくらい居るのでしょうか?春名 正会員のうち、お勤めの方が一定数いますのでそれを差し引いたうえでの割合は、年度によって割合は変わりますが、起業家とそうでない方の割合は同程度ほどかと思います。事業内容のおもしろいところでは、オンラインでの旅行業をされている人がいます。他には、眼鏡のオーダーメイドやSNSのマーケティングなど、多岐にわたっています。|神戸は先取の事業にチャレンジできる素養がある街といわれますが、実際に感じたことはありますか?春名 子どもの頃から周囲に外国人が多く、輸入食品屋が数軒ある環境の中、違和感なく過ごしてきました。神戸の街は多様性を受け入れる器を持ち合わせています。一方で、すごくトラディショナルな面もあるかと。例えば、ファミリアさんのような神戸を象徴する老舗企業があります。子どもの頃に通学で使っていたファミリアのバッグを、大人になり子どもができた時に譲り渡したという話はよく聞きます。神戸の保守的な面での魅力です。多様性と伝統・文化、これを両立できている街なので、正当な評価を得られる起業には向いた街だと思います。|神戸JCの先輩には起業して成功されている人も多いですね。酒井 そうです。ありがたいことにOBの方々も私たちの活動に目をかけ、相談にのってくださっています。サポーター制度は、在神企業であれば加入ができますので、経験を生かし学生たちも応援してあげて欲しいです。近い将来、神戸からどれだけの起業家が誕生するのか楽しみです。神戸青年会議所の活動を動画でもご覧いただけます神戸青年会議所のホームページ理事長メッセージ69

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