KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年10月号
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間に15分、終了後もルームを15分開放しましたが、もっと色々聞きたかったと、その後も質問をもらっています。春名 私が想定していた質問は、「どれくらい稼げるのか」「寝る時間はあるのか」といった表面的なものだろうと思っていました。実際は、驚くほど現実的で具体的な質問が多かったです。しかも、女性の方が積極的で。直接起業とは結びつかないように思える学生生活の過ごし方や今学んでいることが将来起業に役立つのかなど、真剣そのものでした。来年度は学生主体へ。神戸JCはサポート制度で支援|3回目以降は、どのような予定でしょうか?酒井 当初は、次回の3回目に公益財団法人ひょうご産業活性化センターが開設している「起業プラザひょうご」の見学を予定していましたが、緊急事態宣言の影響で見学ができなくなり、5回目に日程をずらしました。そのため9月末に予定している3回目は、学生からの声が多かった学生同士の意見交換会をします。 4回目は、2名の講師をお呼びする予定です。1名は、主な取引先は東京ですが本社は神戸にある企業を経営されている方です。ワークライフバランスの変化に対応した、今どきの働き方をされています。もう1名は地元有名調味料メーカーの取締役にお願いしています。会社の中にいながら、どのようにイノベーションをおこしたのか、会社員でも新しいことができること、そこから新たな需要が生まれることを話して頂く予定です。 5回目の起業プラザひょうごの見学時には、学生たちがどのようなことで起業したいと考えているのかそのプランを発表し合い、考えの甘いところを指摘し合うディベートを予定しています。まだ調整中ですが、実際に起業プラザでオフィスを借りている起業家に入ってもらい、経験談やアドバイスがもらえればと考えています。この経験は、次年度以降のサークル活動で、自分の考えをアウトプットし、意見をもらったり、自分の中で改善したりできる、いい機会になるはずです。|JCは単年度事業ですが、次年度以降も継続していかれるのでしょうか?酒井 今年度は私たちが主導していますが、来年度以降は学生同士で話し合い運営することを前提に学生を募集しています。ただ、限界があると思うので「サポーター制度」の導入を進めています。協力していただける団体・会社をリスト化し、学独立型学生起業サークルETS第2回プログラム68

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