KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年10月号
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―理想のリーダー像とは。人は百人百様です。リーダーとしてどんな行動をするかではなくて、リーダーの心がどうあるべきかを知り、自分自身の大きさに合った分相応の心を持ってリーダーシップを発揮することが大切です。ロータリーでは青少年プログラムをはじめ、人材育成のためのプログラムでそれぞれカウンセリングができる人が付きます。こういったカウンセリングは、今のコロナ禍でも一対一のオンラインでも可能ではないかと思っています。―混沌とした時代、ロータリーの果たす役割は。世界のロータリーが持っている人的ネットワークは有意義なものだと思います。例えば、アフガニスタンの問題では、タリバンが人道的な支援を妨げることがないよう交渉できる人材がロータリアンの中にいて、約束を取り付けたと聞いています。政府間の交渉では難しい場合も、ロータリークラブがクッション役になれば安心感を与えることができるのではないでしょうか。―これから重要視するべきことは。ロータリーには、「紳士・淑女の教育」などという言葉がありましたが、「全ての人々」と言い換えています。女性の入会を拒否しているなどと言われたこともありましたが、慣れないのでどう対応したらいいのか分からなかったというのが真相です(笑)。女性ロータリアンも少しずつですが増えてきています。私たち自身が時代を引っ張っていくという意識を持って、多様性を重要視するべき時代だと思っています。地区内ロータリークラブ ガバナー公式訪問フィリピン・ロータリアン息女結婚式インド・ロータリアン結婚式65

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