KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年10月号
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シックになりますからね。残念ながらコロナ禍で2年続けて中止せざるをえなくなっています。―コロナ禍でのロータリー活動の進め方は。国際的なプロジェクトが全くできなくなったのは致し方ないとして、緊急事態宣言下ではワクチン2回接種で例会参加、それ以外のメンバーはオンライン参加など試行錯誤しながら、できる限りミーティングやプロジェクトを進める努力をしています。それでもやはり、情報や発想の交換は質も量もface to faceには及ばないですね。―ガバナーとしての任務は。アメリカで行われるはずだったガバナー研修は全てオンラインになり、本来なら数日間で終了するはずのメニューに11日間かかりました。時差が14時間あり、あちらで気を使って早朝に設定してくださったのですが、こちらは深夜におよび、アメリカへ行かずして時差ボケ状態でした(笑)。県内71クラブの公式訪問は7月から予定通り始め、face to faceの懇談会を実施しています。―今年度の目標の一つに挙げておられる「不自由を自由に楽しむ」の意味は。普段できないことに挑戦するのがロータリアンの心の持ち方です。コロナ感染拡大で制約を受け不自由を強いられているなか、ポリオ根絶、地域社会への奉仕を続けることができる環境を整える。そこに目標を置き、挑戦する術を仲間で学び合いながら楽しもうという意味合いです。―吉岡ガバナーが思うロータリーの良さとは。人とのつながりですね。情報や考え方の交換をすることで自分自身を高めることができ、さらに人材育成ができるということです。―ロータリーでの人材育成の考え方とは。もちろん奉仕の精神を持つ人材を育てるということはあります。その上で、その場その場でのリーダーを育てるということです。例えて言えば、道端に捨てられたたばこを奉仕の精神で拾える人を育てるのは人材育成です。しかし、たばこを捨てない、吸わない人を育てるためのリーダー的な人材を育てるのが、ロータリーが考える人材育成です。バヌアツ・ホテル研修生伊丹ロータリークラブ例会64

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