KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年10月号
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―ギメルのジュエリーは自然が織りなす色のグラデーションが繊細に表現されていますね。最近の気候変動の様子を見て、いずれは日本の四季もなくなってしまうのではないかと危惧しています。世界を挙げて持続可能な社会を目指していますが、とても心配。次の、そしてその次の世代の人たちは、私たちが見ている美しい自然を絵や写真でしか見られなくなるかもしれない。そうなってほしくないけれど、万が一そんな時がきたら…光がある宝石でしか表現できない自然の輝きを形に残しておきたい。そんな思いを込めています。―四季折々の自然を楽しむ日本人と違い、海外の人たちの反応はどうですか。確かに、季節に応じて衣類や絵画、ジュエリーなどを取り替えるというアイデアは海外ではあまりないようですが、「そういう考えもあるのか!」と、新鮮なアイデアとして受け入れられています。四季がはっきりしない国の人たちには〝きょとん〟とした表情をされることもありますが(笑)。―これからのギメルについて。会社の規模を大きくすることなど考えていません。今の状態のまま悔いのない仕事をして、お客さまに喜んでいただけるジュエリーを作り続ける。ギメルはこれからもずっと変わることはありません。ギメルショップ大丸神戸店神戸市中央区明石町40-8F宝石サロンhttps://gimelgimel.com/ギメルトレーディング株式会社代表取締役アートディレクター穐あきはら原 かおる さん兵庫県生まれ。1972年渡米。GIAにて宝石学、デザインを学ぶ。1974年大阪でダイアモンドの輸入販売会社、ギモー商事(現ギメルトレーディング株式会社)を設立。1984年アトリエを設けジュエリーの制作を開始。1991年「ギメル」をブランドとして起ち上げる。自然や生物をモチーフとし、選りすぐりの宝石を惜しみなく使ってデザインした製品は、クリスティーズやサザビーズにも数多く出品され世界的に高い評価を受けている。妥協を許さず悔いのない仕事をする。ずっと変わらず…35

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