KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年8月号
23/49

展覧会のお知らせGENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?何を描くかではなくて、どう描くかでもなく、如何に生きるかでもなく・・・・・・。―横尾忠則すべての人間の魂のふるさと「原郷」から汲み上げた、豊かで奔放なイメージの世界「幻境」は数多の独創的な絵画に描き出してきました。本展は、そうした横尾忠則の「現況」にも触れることのできる展覧会です。■会期:2021年7月17日(土)~10月17日(日)■休館日:月曜日(8/9、9/20は開館)、8/10、9/21■開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)■会場:東京都現代美術館企画展示室1F/3F(東京都江東区三好4-1-1)■主催:公益財団法人東京都歴史文化財団東京都現代美術館、朝日新聞社、テレビ朝日、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会■特別協力:横尾忠則現代美術館、国立国際美術館、カルティエ現代美術財団■お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル/9:00-20:00年中無休)■展覧会公式Twitter:@GENKYO_Yokooten万華鏡のなかに入り込んだような恐怖?を、ぜひ味わってみてください。この展覧会のタイトルには3つの「GENKYO」が含まれています。一つ目は、横尾さんのエッセイ「原郷の森」から引用した「原郷」。横尾さん曰く、私たちの魂のふるさと、この世に生まれる前に居たところ、そして戻るところです。横尾さんの創作の核を成す、宇宙と言えます。二つ目は、「幻境」。この展覧会の監修者である、南雄介さん(元愛知県美術館館長)が考えたことばです。夢も現も幻も一緒になっている横尾さんの作品の世界を表しています。そして、三つ目の「現況」。この展覧会のために、横尾さんは多数の新作を描きました。これまでの作品とは違う、地に足のつかない、人のような霊のようなものが、色鮮やかな画面にふわふわと漂っています。作品を見て思うのは、「?」か「!」か、はたまた「……」か、頭を開き、心も開いて横尾芸術をお楽しみください。遠方ではありますが、みなさまのお越しをお待ちしております!23

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る