KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年7月号
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8時にお店を空けるのはご近所さんのため。朝の食卓に焼きたてを並べてほしいから。だから堀さんは、おそらくこの街で一番の早起き。カメラに向かってにっこり!をお願いしたら、「今、バゲットの生地をこうしてて、〇時〇分までにこうして」と説明してくれた。手を止めたくないのも、パンのため、お客さんのため。そういうところ、なのでしょう、この街で17年、変わらずにある理由。奥様は売り場係。パンを触る手がやさしい。デニッシュもクロワッサンも大切に、そーっと。店名を名前にもらった“プチブレ”は、小さな食事パン。コロンとまるくて、このお店らしい形。堀 晴彦さんプチブレ神戸市灘区山田町1-2-38:00~14:00(なくなり次第終了)水曜、木曜休みけしの実ペーストとくるみが入った「モーンデニッシュ」KOBECCO朝いちばん早いのは パン屋のおじさん♪Vol. 30プチブレ9

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