て懲役3年、執行猶予5年の判決が下されました。久元市長は市内で起きたこの事件を重く受け止め、「二度と繰り返してはいけない。行政としてやるべきことがある」とすぐにヤングケアラー支援プロジェクトを立ち上げました。−迅速な対応だったのですね。神戸市は昭和30年代に日本で初めて福祉の専門職を採用し、先進的な取り組みをしてきたという土壌があります。私たちの先輩方が頑張ってきたのですが、神戸では、26年前、大震災があり、仮設・復興住宅での孤独死など新たな問題や街やコミュニティの再生など、復旧・復興の面で厳しい状況が長らく続きました。そんな中、久元市長は新たな課題である認知症診断助成・事故救済制度やひきこもり支援、そして今回のヤングケアラーなどのこれらの新たな問題に着目し、先進的な対策をスピード感をもって対応することを大切にされています。こども・若者ケアラー(ヤングケアラー)とは79
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