KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年7月号
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…テーマがあるデザイン画は「ステキだな」と思うし、何も ないところから生まれる作品は「すごい!」と思う。いつ、どんなふうに閃くの?描きたいものがあり過ぎて、湧いてきたらその瞬間に描きとめられるように、家中にペンとスケッチブックが置いています。閃くのは明け方が多いかな。輪になっている「erotitta」さんシリーズは、生まれ変わっても自分に戻ってくる「輪廻転生」のようなイメージが…といえばカッコいいけれど、閃いたのはピザをカットしているとき。夢を壊してしまうかな?…私のお店の壁に作家さんの作品を2カ月ごとに飾ろうという企画の第1回はひとみさんにお願いしています。外向の大きなガラスにも「erotitta」さんを描いてくれています。7月には銀座兜屋画廊で個展も開くし、これからは自分の絵を描くのかな?私は、子ども絵画教室も続けてほしいと思うのだけれど…。自分の作品を「これでいいのかな?」と疑い始めるとネガティブになって内にこもってしまう。でも子どもたちと直接触れ合って褒めてもらったり、ギャーギャー怒ったり、一緒に笑ったり…そんなことが心の中を中和してくれる。子どもたちに救われていると気付いたからずっと続けます。…ひとみさんはいい場所に留まってバランスを取りながら生きているように思えます。これからは「自分の表現をしたい」という思いを爆発させて、でもどこか遠くへ飛んで行ってしまうことなく、子どもたちに絵を教えている元気なひとみさんでいてくださいね。Q. ハマっているグルメや気になるお店は ありますか。A.アトリエのお隣にあるパン屋さん、「ケーズケベック」さんです。レーズンがモリモリ入っているレーズンパンは、クリームチーズを塗って、赤ワインのお供にしています。三好さんからの質問コーナー77

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