KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年7月号
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佐藤 まつりの企画においてもたくさん意見をいただくのですが、みんな好き勝手に言われるのです。何かシンボル的なものが必要だから、神戸ゆかりの芸能人にモニュメントを作ってもらおうとか、七福神を乗せた船を神戸港に浮かべて、みんなで引っ張り寄せようとか。某先輩は「オノ・ヨーコさんを知っているから、ニューヨークに行って会って連れてこい」とかね。経緯は忘れましたが少し会ったことがあるレベルで、会えるかどうかもわからないのに、危うくニューヨークまで行かされそうになりました。他にも、遅くに電話で「今、祭のええ話が出ているからすぐ来い」とか、風邪で寝込んでいる夜中に呼び出しがあり「パジャマでええからすぐ来い」とかね。理不尽でありながら心優しい・・・パワフルな先輩方がおられましたね(笑)。今では「いい思い出」として話せるようになりましたけど、鍛えられました。 無茶もさせられましたけど、ホントに面白かったです。今思うと、みんな若く元気で、本気で活動していたと思います。厳しいことを言う先輩もおられましたけど、めげずに付いていったら、意外と面倒見のいい人が多くて、かわいがってもらいました。今でもお付き合いがあります。最近は、ようやく丸くなったなぁと思いますし、ホッとしてます。佐藤 今はコロナで考えなければならないことの次元が変わっているから、歯がゆいところがあるよね。昨年は、開催できなかったし。宗元 自粛自粛で神戸の街がかなり疲弊していて、一度原点に立ち返って「神戸のまちの魅力は何か」を発信し「神戸の方に活躍してもらう祭」として開催します。委員会名も「みなとまつり委員会」から「まちの魅力発信特20年目の「みなとまつり」は原点回帰第18回 Kobe Love♡Port みなとまつり201971

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