KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年7月号
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シルクロードを旅し、スパイス料理を学んだ松山シェフの店には、オープン時からのファンが集う。西洋と東洋を繋ぐ交易の都市名を店名にし、神戸の街の中、場所は変わりながらも、人と人、人と料理を繋いできた。小さな引き出しが並ぶ薬箱には、乾燥した植物の実や葉。すり鉢は大小さまざま、形もさまざま。見たことのない雑貨を眺めているだけで楽しい。「ここの料理にかかせないものばかり」と、奥深さを少し教えてくれたシェフは、スパイスの輸入販売業を営む家庭に育った、言わば生まれながらの専門家。「最後はカルダモンをどうぞ」清涼感のある香り、消化を助けるとか。夏のランチにぴったり。スパイスレストラン ぶはら神戸市東灘区岡本1-4-5マナ岡本ビルTEL.078-452-557711:30~14:0017:30~20:30火曜・水曜休みPhoto:ウラリエ7

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