KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年7月号
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神戸ファストジャイロ 主将/センター 山本 友梨奈さん一般社団法人神戸ファストジャイロ代表理事早駒運輸株式会社 代表取締役社長 渡辺 真二さん「太陽生命WOMEN‘S SEVENS」コアチームへの昇格をめざして!地元に根ざし、地域に愛されるチームをめざして私はチームの中でも年齢が上なので、できるだけ長くラグビーができるように、少しでもケガをしてしまうとタイムロスが響いてしまうので、ケガをしない身体づくりをまず学びたいと思っていました。佐藤トレーナーの指導を受けて、身体の使い方ひとつでこんなに違うものかと驚きました。本当の「身体の使い方」というところを教えていただきました。足の向きを少し変えるだけでこんなにも動きやすくなるのかなど、すぐに実践できるわかりやすいご指導をいただいて、勉強になりました。あとは基礎の練習の積み重ねが重要であるということを学びました。神戸ファストジャイロは、みんなでアドバイスをし合えるような和気あいあいとした雰囲気の中で練習しています。タックルなどが入ってくるとむきになったりしますが…。6月にはシーズンがスタートしますが、昨年は目指していた試合がコロナで中止になってしまって悔しい思いをしました。今シーズンはその思いをぶつけ、「Regional Women's Sevens 2021」の関西大会で好成績をおさめ、最終的に強豪12チームが日本一をかけて争うコアチームに入れるようみんなでがんばりたいと思います。神戸ファストジャイロは、2011年に流通科学大学女子ラグビーサークルとして活動をスタートしました。その後、他大学の選手や社会人を受け入れる兵庫県のクラブチームとなり、早駒運輸株式会社が支援してチームを組織化しました。現在、一般社団法人神戸ファストジャイロ賛助会員に20社を超える企業が入会していただき、ますます、地元である兵庫、神戸の皆様に愛されるチームを目指しています。昨年は、社会で活躍する女性の育成と地域活性化を目的として神戸親和女子大学と連携協定を結びました。毎年開催される国民体育大会の七人制ラグビーには、神戸ファストジャイロの選手が兵庫県代表選手として多数選出されていることなどから、スポーツの振興と競技力の向上を目指す兵庫県体育協会より、今年6月に「強化指定チーム」の認定を受けました。今回の認定により、より一層の地域貢献への責任を全うできるよう、チームでもしっかりとした心構えを持ちたいと思います。また、今年、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会主催の発掘プロジェクトに3名の選手が選出されました。これは、2025年・2029年のラグビーワールドカップを見すえて、世界に通用する人材を発掘し、育成していくためのプロジェクトです。未来を担う選手たちとともに、今後も、地域貢献・産官学・社会活動などを通して、地域に愛されるチームを目指していきたいと思います。67

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