KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年7月号
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新型コロナウイルスにより外出自粛がいまだ続きこれまでの暮らしの「あたりまえ」が変わろうとしています。この本は「モモ」や「はてしない物語」などで知られる児童文学作家ミヒャエル・エンデが日本人に遺したお金にまつわるメッセージが込められたものです。ゲゼルによる「時とともに減価するお金」など常識を破る考え方、「共生の思想」を形にした地域通貨の事例など、どうすればお金から自由になれるのか、根源からお金を問い直すことを求める内容です。わたしにとって「あたりまえ」だった常識やお金の概念を根底から揺るがされ衝撃を受けました。人と人が支え合う関係性を紡ぎなおす温かみのあるお金について考えさせられた一冊です。『エンデの遺言「根源からお金を問うこと」』著 河邑厚徳+グループ現代出版社/NHK出版 1,650円(税込)※版元品切れ。電子版はご利用いただけます。株式会社プラスリジョン/ORGANIC HOUSE代表取締役 福井 佑実子さんThis one Book最近読んだ一冊人と人が支え合う関係性を紡ぎなおす温かみのあるお金について考える30

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