KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年6月号
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神戸が本気で好きそんな人達を集めるホワイトディナー。様々な創造力を駆使する参加者の互いへのリスペクト感が場に充満沼部 神戸の発展に尽力されてきた経済界の先達から有益なアドバイスをいただけるのは神戸の財産とも言えますね。星加 地域に根差した企業が資本や知財を提供してくださると、アイデアを事業化しやすいですよね。神戸にはなかなか出会えないような経済界の人との交流の場があり、援助してもらえるチャンスがあります。東京や大阪と違い、友達の友達は友達という神戸の規模感は、人が有機的に協力し合うことも実現しやすい。「街のスケール感」だと思います。沼部 人と人をマッチングするシステムも大事ですよね。新しく企業を立ち上げる起業家が神戸に目を向けるメリットをつくることはイノベーションの実現につながると思います。福岡 若い人が新しい文化を作るサポートにも力を入れていかないとね。URBAN PICNICていくことで文化になっています。沼部 やりたい人が一人いると連鎖が起きますよね。福岡さんは東遊園地の芝生化や、未来都市を構想するクロスメディアイベント「078KOBE」など色々な活動に携わっていますが、ドレスコード白の「ホワイトディナー」も、「やりたいの輪」がどんどん大きくなっています。セレブのお祭りという見方をする人もいれば、クリエイティブの甲子園だとしてSNSで大絶賛する人もいて、色々な切り口があり、各々やりたいことは違っても、最大公約数の神戸らしい文化になってきています。星加 「ホワイトディナーは神戸らしいエレガントなイメージ」と県外の友人も絶賛していました。参加者の相乗効果が創り出す、新しい体験価値だと思います。福岡 ありがとうございます。神戸の未知なものを受け入れるインクルーシブな柔軟性、度量があることには助けられています。36

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