KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年5月号
33/49

…バルーンコーディネーターとして引っぱりだこの多賀さんですが、お仕事を始められたきっかけは?バルーンを仕事にする、なんて想像もしていませんでした。大学卒業後は、住宅関連の営業兼インテリアコーディネーターとして働いていました。ただ時々、同僚の結婚式や送別会で手品などを披露したりしていたんです。サプライズで人を喜ばせるのが好きな性格だったので(笑)。その後、結婚して、子どもができ、しばらくは主婦業に専念していましたが、子どもが大きくなり、学校から帰宅するまでの時間を利用して、芦屋のイベント会社を手伝うようになりました。社員3人という小さな会社ながら社長がアメリカ人ということもあり、海外からパフォーマーを招いたイベントなど色々な企画に携わらせてもらいました。バルーンを初めて意識したのは、義父のお誕生日でバルーンショーをやった時です。作り方も何もわからなかったのですが、アメリカから本を取り寄せ、ただただ夢中で猛練習をしました。義父にバルーンで作った帽子や花束をプレゼントするととっても喜んでもらえたんです。人を笑顔にできるバルーンの力に感動し、バルーンって愉しい!と思いました。…では最初は、バルーンの“パフォーマー”をめざされていたのですか。いいえ、仕事でパフォーマーさんと関わっていたこともあり、プロになるならばアメリカで演技の勉強をするべきとアドバイスを受けました。この世界では技はもちろん、それ以上に演技が41

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る