KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年3月号
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人も共に働く~ディーセントワークの実現へ~』をテーマに、ゲストに吉本興業所属の濱田祐太郎さんと、東京大学先端科学技術研究センター准教授の近藤武夫先生をお呼びします。濱田さんは先天性の視覚障害をお持ちですが「R-1ぐらんぷり2018」(現名称は『R-1グランプリ』)で優勝された人気お笑い芸人の方です。近藤先生は東京大学先端科学技術研究センターで、人間支援工学分野の准教授でおられますが、障害の有無に関わらず、みんながともに学び、働くことのできる社会システムの構築に向けて研究に取り組んでおられ、近年では企業での柔軟な働き方を生み出す雇用モデル「超短時間雇用モデル」という新しい働き方を推進されています。このお二方をお招きし、我々の今後の活動に向けてのキックオフという形にしたいと考えています。例会はウェブ上で無料公開され、事前にお申し込みをいただければJC会員以外のどなたでもご参加いただくことができますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思っています(※3月19日締め切り)。いなど、その他多くの理由で働きたくても働けない方が数多くおられます。そういった人々が生きがいや働きがいを持って活躍できる社会を構築していくというのが、委員会設立の背景にあります。野々村理事長が、昨年まで日本JCで「総活躍社会確立委員会」で活動されており、こういった委員会の活動は神戸でも必要だとお考えになって、新しく設立されました。総活躍社会というのはとても分野が広いので、私どもでは特に、障害者雇用の促進活動とジェンダー平等について考えていこうとスタートしました。―具体的にどのような事業内容ですか。障害者雇用の促進活動については、まず、3月の公開例会で講演会及びパネルディスカッションを行います。これは、神戸JCメンバーをはじめとする、雇用する側である企業に向けた情報発信の場であり、『障害のある人もない4月以降も、障害者雇用をより身近に感じていただけるような企画を毎月開催していき、8月の例会では市長をお招きし、この取り組みについて提言させていただく予定です。具体的には、少しでも前向きに障害者雇用を促進してくださる企業100社を新たに生み出すことを目標に考えています。―ユニークな講師の方を招いた公開例会ですね。濱田祐太郎さんは視覚に障害をお持ちですが、お笑い芸人として活躍されています。個人的には、なぜお笑いの道に進まれたのかという興味もありますね。R-1ぐらんぷりで優勝されたことは同じ障害のある方々に勇気を与えられたと思いますし、われわれ健常者も勇気をもらいました。また濱田さんは現在ひょうごユニバーサル大使としても活躍され、さまざま情報発信をされていますから、3月お会いできることがとても楽しみです。近藤先生とは、何度かZOOMで会議をさせていただいていますが、先生の基本的なお考えとして「健常例会をウェブ上で無料公開。多くの方にご覧いただきたい51

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