KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年2月号
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例会をミーティングアプリ「Zoom」を使ってウェブ上で行い、メンバー間だけでなく海外のメンバーとも交流することができました。また、脳科学者の茂木健一郎先生に講師としてお越しいただき、Zoomで一般の方にも例会に参加してもらうことで、夏の恒例イベント「みなとまつり」も神戸JCが立ち上げた神戸JCの活動を広くPRすることができたと思います。ただ、コロナによってダメージを受けられた飲食業界や観光業界などのメンバーが休会を余儀なくされるなど残念なこともありました。―そういった中で、本年度の理事長基本方針を『Innovator革新的な新時代を』をテーマにされました。まず取り組まなくてはならないと思っているのは、やはりコロナ禍で疲弊している経済と社会の再建ということです。緊急事態宣言の発令によって、人々が集まることや営業自体がまったくできなくなるという、これまで経験したことがなかったことが起こりました。このような状況下では、今までのやり方を踏襲しても再建は無理だと思います。何か革新的なもの、新しいものを創造しなくてはいけないのではないかと思います。私の考えですが、新しいものといいましても、まったくのゼロから生まれてくるものというのは少ないのではないかと思います。例えばスマホは携帯電話とインターネットが合体したものといえますし、自動車は昔の馬車にエンジンがくっついたものともいえます。今あるものの中から、新たな目線で新しい使い方をすることで、新たな価値をもたせ47

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