KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年1月号
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阪神線「大石」駅徒歩数分、住宅地の中にひっそりと佇む寿し「花板」。この地にオープンして2年目を迎えた。近隣の馴染客から、“昔”の常連客が足繁く通う。震災後25年にわたり三宮に店を構え、多くのお客さんに贔屓にされた。2年前に現在の住まい兼店舗のスタイルに。「60代・70代になっても無理なく現役をつづけることを考え、カウンター席10名のみの店舗にしました」とご主人の片山裕一郎さん。休日には雨の日でも必ず釣りに出かける釣りキチでもある。それだけに魚にはうるさい。ランチには朝市に出向き自分の目で確かめたものを選りすぐり、午後は明石の昼網で揚がった魚介を厳選する。今では見ることがなくなった早朝は朝市に出向き、午後は明石の昼網で揚がった魚介を自分の目で確かめる寿し 花板 神戸の粋な店Vol. 98

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