KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年1月号
36/55

新港第一突堤基部へは、1月にフェリシモ本社、春頃にはGLIONグループ本社が開業します。秋には複合文化施設「神戸ポートミュージアム」が開業し、アクアリウムもオープンします。第二突堤は文化・商業・宿泊施設を念頭に置いた再開発を予定し、既に民間事業者の公募を開始しています。第一・第二突堤間の海面の民間活用も考えています。三宮駅前とウォーターフロントが大きく変わり、駅前からウォーターフロントの動線上にある市役所本庁舎2号館や安藤忠雄さんからジョン・構想に基づき事業を実施していく段階に入り、2021年春に初めて形になるのが、阪急神戸三宮駅の北側エリアの再整備です。神戸阪急ビル東館の建て替え、高架下の西館のリニューアル、さんきたアモーレ広場の再整備、サンキタ通りの歩行者空間化を一体的に進め、阪急神戸三宮駅北側は大きく変わります。続いて、核となるプロジェクトとして、国の直轄事業でもあるバスターミナルの整備に着手し、2026年度頃の完成を目指します。西日本で最大級の規模になると思います。複合施設としてオフィスやホテル、ホール、屋上広場、そして〝世界一美しい〟図書館をつくりたいと思っています。また、駅前の幹線道路を人中心の広場的空間へ転換する三宮クロススクエアなどを整備することで、利便性が高く、神戸の玄関口にふさわしい空間を創出します。―ウォーターフロントの今後はどうでしょうか。来春オープン予定のGLIONグループ本社と新港第一突堤基部再開発イメージ安藤忠雄さん設計の「こども本の森神戸」42

元のページ  ../index.html#36

このブックを見る