KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2021年1月号
21/55

今しかできない、今だからできる方法で表現11年ぶりに本格的な踊りに取り組むことになった草刈民代さんは「『美術館の中で踊ってもらえないか?』という依頼を頂き、『初めてのことでどうやって踊ったらいいのか?私が踊れるの?』という思いが正直なところでした」と話す。振付を担当するのは、7年にわたりドイツ・レーゲンスブルグ劇場ダンスカンパニーの芸術監督を務めてきた世界的振付家・森優貴さん。22年間拠点を置いていたドイツから昨年帰国して神戸で暮らし、日本で活動を始めているという縁に恵まれた。「森さんが日本に戻っておられるとお聞きし、『一緒にできたらいいかもしれない』と閃きました。早速、直接連絡すると面識もないにもかかわらず快諾いただきました」と競演の経緯を話す。森さんも自身で踊るのはほぼ3年ぶり。「日本で新たなスタートという気持ちでした23

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る