KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年11月号
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月ぐらいかかるものの、皆さん意外と待ってくださいます。環境保全への共感ももちろんですが、三好先生のお店と同じで在庫リスクがない分、利益還元して価格をお安くしていることも大きいですね。お客様も私たちも地球にもいい、三方良しのカタチをアパレル業界全体に広げていきたいと思います。…コロナをきっかけにして、新しい未来がカタチづくられることに期待したいですね。沼部さんは神戸商工会議所や経済同友会など、社会活動にも積極的に取り組んでおられますよね。神戸単体ではなく、関西のなかの神戸という考え方が根っこにあります。例えば、観光の京都、商売の大阪、住む神戸という具合に、それぞれの価値を高めることで関西全体の価値も高めていくとか。自然が豊かで、質のいい食事をリーズナブルに堪能できる、神戸ほど住む条件が素晴らしいところはありません。神戸に住んでもらって地元愛を育むことで将来的には神戸でもビジネスという長期計画で確実に神戸を発展させる方法を提案していきたいです。あとは2025年の万博に向けて、神戸の企業はもっと積極的に活動するべきではないでしょうか。世界中に情報発信できる絶好の機会なのですから、神戸に固執せず、関西の一員として万博に便乗しない手はないと思いますね。…常に時代の先を視野に入れ、豊かな暮らしの提案に積極的な沼部さん。仕事に燃えておられるのにギラギラ感がなく、例えるならヨーロッパのブロンズに輝く太陽のよう。オンもオフもさりげないのに手抜かりなし、皆が憧れる欧米のリッチでスマートなマダム的なイメージで、神戸…否、関西を!ひっぱっていってもらいたいです。Q. ハマっているグルメや気になるお店はありますか。A.「カラダがキレイでないと服も似合わない」が持論。食事がカラダをつくり、カラダが服をキレイに見せる。食とカラダ、服はつながっている…との想いから、無理しない程度に今日は野菜を多めにとか、小麦粉はとらないとか、栄養バランスを気遣っています。三好さんからの質問コーナー対談ホスト役の三好万記子さん(右)と沼部美由紀さん(左)。自らをブランディングし、取材は白コーデと決めておられるとか43

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