KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年11月号
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の時代にどうするのか?何が必要なのか?これは難しい問題です。安藤突然起きたコロナという厄介な問題を一人一人が乗り越えていかざるを得ないのだけど、気力がなければ乗り越えられないでしょうね。必要なのは〝知的体力〟と〝肉体的体力〟。今の日本で一番足りないのは子どもたちの力です。「1聞いて10を知る」という言葉がありますが、今の子どもは、1聞いて0.5やったら上出来、それ以上はやらない。親が子どもを怖がり過ぎる。可愛がるだけではダメ、生きる力を教えないといけません。一つ一つの店が競い合いながら助け合ってこそ、南京町―新しい試みなどお聞かせください。曹「隣の街は元気だから自分たちも負けずに頑張ろう」という競争原理は必要です。自ら動いてどんどん発信していかなくてはいけません。そこで10月から、私が南京町の店を順に歩く「曹さんぽ」をYouTubeで配信します。各店の名物料理を食べて紹介し、お客さん目線で感想を言い、万が一、美味しくなければ、どうしたらいいかを一緒に考える。お酒が進んだりすると何を言い出すか分からない、ちょっと危ない?ちょっと変な?コーナーを始めます。もちろん来年の春節祭や中秋節は広場でみんなに楽しんでもらうのはゴールですし、それができる世の中になってほしいけれど、もしできなくても、コロナ禍でのこういったチャレンジの良い部分は残したいと思っています。安藤日本は清潔で美しい国、礼儀正しい国民性で、外国からの観光客が一番行ってみたい国だそうです。飲食は清潔第一、コロナが収束すれば観光立国日本にお客さんが戻ってくるときがきっときま30

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