KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年10月号
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─番外編─サ・マーシュ西川 功晃さん1月号「パンさんぽ」でお話を伺った「コム・シノワ」の荘司索シェフを〝師〟と仰ぐ、「サ・マーシュ」オーナーシェフ西川功晃さん。荘司シェフは「師弟関係逆転ですよ」と言う。お互いをリスペクトしながらいつも同じ方向を見据えています。今回は、「幾つもの出会いが自分をここまで育ててくれた」という西川シェフにお話を伺いました。手で感じ取る〝作為的で無作為な〟ものづくり―今まで影響を受けた人は。一番大きな影響を受けたのは「コム・シノワ」(神戸市)の荘司索シェフです。震災の数年前に初めてお会いしました。「食を取り巻くいろいろなものの一つがパン」という考えを持っておられ、会って話せば話すほど同じ方向を向いていることが分かり、どんどん盛り上がり、夢を語りながらパン屋さん計画を温めていました。余計なものは削ぎ落し、無心に焼く。作りたいパンが見えてきた。34

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