KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年4月号
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の建物を市にお貸しして、この2階で罹災証明書を発行されていたということもありました。―三木谷さんご自身が会員になられたのは?かつては、日本人は会員になれず、準会員という立場だったんです。2006年頃に僕も入会したときはそうでした。その後、一般社団法人化されてからは日本人も会員になれて、役員にもなれるようになりました。時代の流れもありますしね、5年前に理事になってからは、まずレストランに良いシェフに来てもらうことから始まって、建物も補修が必要なところがたくさんありましたし…。今後は日本の方にも気軽に来ていただけるような場所にしたいと思います。僕も久しぶりにテニスでもしようかと思っています。地元の方にもっと親しんでほしい―プレジデント(会長)になられてから、どんな取り組みを?創設者のシムさんのことを考えたりすると、「頑張ってくれ」って言われているような気がしています。僕は、KR&ACがもっと市民に近い存在にならなければいけないと思っています。これまでは敷居が高いイメージでしたけれども、決してそうではないと。レストランは一般の方にもご利用いただけて、週替わりのランチコースをご用意しており、雰囲気のある建物の中でゆっくりお召し上がりいただけますよ。また、一般の方や、地元企業の方のご意見をうかがいたいということで、顧問という制度を作りました。30数名の方に顧問をお願いしたのですが、三木谷浩史をはじめ、アシックスの尾山基会長、オリバーソースの道満雅彦社長、田嶋の伊藤紀美子社長など、皆さん快くお引き受けいただきました。伝統のあるKR&ACですから、神戸の皆さんはそれぞれに思い入れや、昔ここで食事をしたといった思い出などがおありのようですね。―現在は、どんなスポーツクラブがありますか。現在は、特にテニスアカデミー3838

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