KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年2月号
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もいたが、まあ全員が駆け出しのアマチュア画家であった。そして全員が高卒であった。初会合にも関わらず、先ずグする県下の市展などではそこそこの存在であったが、松重君のような本格派の油絵画家には一目置いていた。他に職業を持つ者出身の僕は一番山奥の人間であった。油絵を描いていた松重君ひとりが何となく画家的で、僕も油絵をかじり、高校生の出品《JAL》1956年ポスターカラー・紙75.8×51.5cm横尾忠則現代美術館寄託21

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