KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年1月号
50/53

ヨーロッパでは、芝生を大切に生かす工法として打ち込みタイプが主流となっているんですよ。…実は私の息子もラグビーをしていて、ピッチの良しあしにはとっても敏感です。土のグラウンドでスライディングすると怪我だらけ。人口芝でも滑ると摩擦で低温火傷になるし、炎天下ではスパイクを履いていても反射熱で熱い!と嘆いています。フィールドテストでは「SIS Grass」のハイブリッド芝は安全性および質が天然芝と同等であることが確認されています。ピッチの表面積ではハイブリット芝が約4%、あとの96%は天然芝、だから感触は天然芝とあまり変わりません。土のグラウンドよりも確実に衝撃を吸収しますし、芝自体が強いため、踏ん張ったときに滑らず、プレイヤーの身体に負担がかからない安全な構造です。プレイする環境としては天然芝は最高ですが、どうしても維持管理費が高くかかってしまいます。ハイブリット芝はお手入れしやすいのでコストを削減できるうえ、水はけもよく、スタジアムの稼働率を上げることができるというメリットもあります。…ハイブリット芝はいいこと尽くしなんですね。神戸に素晴らしいスタジアムがあることを世界にPRできたと思います。「SIS Grass」のハイブリッド芝をノエビアスタジアム神戸に導対談ホスト役の三好万記子さん(右)と三木谷佳代さん(左)は神戸女学院の先輩後輩。BRASSERIE L'OBABONにて52

元のページ  ../index.html#50

このブックを見る