KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年1月号
49/53

…日本中を沸かせたラグビーワールドカップ(W杯)。サッカーJ1、ヴィッセル神戸の本拠地であるノエビアスタジアム神戸でもイングランドや南アフリカなど4試合が開催され、「SIS Grass」のハイブリッド芝が大活躍だったとか。天然芝を人工繊維で補強するハイブリッド芝をJリーグ初でホームに導入したのがノエビアスタジアム神戸なんです。世界の巨漢選手が激しくぶつかりあうラグビーW杯での芝のダメージはJリーグの20倍にもおよび、天然芝だけだったならば、良好な状態を保てなかっただろうと言われています。開催中は、選手のみなさんがスクラムを組むたび、芝が気になって試合を楽しむどころではなかったのですが(笑)、世界的な大会で最高のコンディションを維持できたことにホッとしています。…W杯の激闘に耐えたことで、「SIS Grass」のハイブリッド芝の強さが実証されましたね。そもそもハイブリット芝とはどのような芝なのでしょうか。競技場に使われる芝は天然芝と人工芝があり、その両方を組み合わせたのがハイブリッド芝です。ハイブリッド芝には土壌自体をファイバーにするタイプ、カーペットタイプ、既存の天然芝に機械を使ってハイブリット芝を打ち込むタイプという3つの方式があります。「SIS Grass」は打ち込むタイプで、地中に埋め込まれたマイクロファイバーに天然芝の根が絡むことで強度が増し、削られにくくなっています。ご主人の研一さんと51

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る