KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2020年1月号
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心させられたり…。―伝説のポテトパンはパン屋さんを開いたときから?レストラン時代から続いているパンで、切ってまわりがちょっと焦げる程度に焼くと食事の前のいいおつまみになっていました。元々はフランスアルザス地方のパンで、初めて食べたときに「まさしく料理パンだ!」と。どんなジャガイモが合うのか研究し、あまり混ぜないで作るという方法に辿り着きました。季節によってジャガイモの美味しさが変わるし、農家さんから送られてくるその時季の野菜を混ぜて焼くファーマーズブレッドにもなっています。職人自身が美味しさを知りお客さまと共有する―どんなふうに後進のパン職人を育ててこられたのですか。特に育てたという意識はないですが、一番大事にしているのは従業員のまかないです。48

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