KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年12月号
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れ、日本初公開作品も含まれる。「ゴッホの画業は、27歳で画家を志してから亡くなるまで、たった10年間しかありませんでしたが、その10年間で彼は命をかけて絵画に挑みました。今回の展覧会では、ゴッホがいろいろな人々と交流し、ときにぶつかフィンセント・ファン・ゴッホ《農婦の頭部》 1885年 油彩・カンヴァス 46.4×35.3cmスコットランド・ナショナル・ギャラリー© National Galleries of Scotland, photography by A Reeveれるほか、ピサロ、モネ、セザンヌ、ルノアール、ゴーギャン、モンティセリらゴッホにゆかりのある印象派の画家の作品なども展示。約80点の作品のうち、ゴッホの作品が約50点、ハーグ派と印象派の画家たちの作品が約30点で構成される。それらの作品は、世界10か国27か所から寄せら絵画を教え、唯一の師匠といわれるマウフェなど関連する画家たちの作品も展示される。その後、ゴッホは弟テオを頼ってパリに出て「印象派」に出会い、その豊かな色彩に魅了される。印象派時代の代表作である『糸杉』(メトロポリタン美術館蔵)が7年ぶりに日本で紹介さ24

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