KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年12月号
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話ができるようになるまでには少し道のりがあった。お店に通うようになり、シェフに会いたいと思った。何度も通い名刺を置いて帰ることを繰り返した。最終的にセミナーに押し掛けた。人柄、生き様に強く感銘を受けた。パンに向かう真っ直ぐな想い。周りの人を思う優しさ。ショコラ・オランジュは芸術的。生地とキャンバスに美しさと想いを描くかのように、生地を何層にも重ねていく。ひと口で崩れる繊細な生地から発せられるショコラとオレンジの風が颯爽と吹き抜けていくシェフ ブーランジェ 谷口佳典さん(左)浅香 正和さん・パンコーディネーター、パンシェルジュ1級、食品衛生責任者・元バンドマン ヴォーカリストとして活動・2010年~パン屋さん巡り、ブログを始める・2015年~パンヲカタル主宰「パンでつながり、笑顔になる」・年間200軒以上のパン屋さんを巡り情報発信を行うブーランジェリー・フリアンド西宮市若松町3-1TEL.0798-23-01017:00~19:00 水曜休みヒトを敬いヒトを導きヒトに学ぶ日本のパンを世界に…Vol. 18PATISSERIEBOULANGERIEFRIANDEその全てがパンに表現されている。谷口シェフは海を越えパンの魅力を世界に伝える活動をしている。日の丸を背負って世界に挑みながら、地元の人々の“いつもの朝”の為に今日もパンを焼く。僕は魅了され続けている。20

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