KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年11月号
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だけ、桃…。優 あー、桃(笑)。弘子 長女がまだ0歳のころ、ずっと抱っこして、やっと眠ってくれたので下におろした、その瞬間!主人が「桃、むいて」と。「えっ?!桃!」と、さすがにその時だけはお断りしました。それ以来、主人のために桃だけはむかないと決めました。ご自分でどうぞ。優 いまだにむいてくれません(笑)。家事全般、ほとんど任せているのですが、桃だけは自分でむきます。たくさんのことを教えてくれる、いい人たちに囲まれて―今改めて、お互いに感謝するところは。優 神社は宮司だけの力でやっていけるものではなく、総代さん方にお手伝いいただいています。この近くにお住いの方も皆さん、気持ちよく協力くださってありがたいことです。彼女は総代さん方や近隣の方ともいいお付き合いをしてくれて、助かっています。「奥さんがしっかりしているからやっていけてるんやで」とよく言われます(笑)。家業は奥さん次第といいますからね。弘子 何も分からないままにこの家に来ましたので、いろいろな方からたくさんのことを教えていただき、私は周りの方に恵まれているなあと思っています。何よりも蛭子神社のことを大事に思う、主人の仕事に対する姿勢はすごく尊敬できるところですし、子どもたちにも伝わっていると思います。―ゆっくりできるようになったらお二人で行ってみたいところは。弘子 主人が「良かったよ」と言っている屋久島は行ってみたいかな。優 日本中の霊験あらたかな場所を歩いて巡ってみたいですね。弘子 私は歩くのは遠慮して、新幹線で追いかけます(笑)。―行く方法は違っても目的地は一緒。これからもずっと仲良しですね。写真右から長女・育実さん真ん中次男・優平さん左長男・優佑さん53

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