KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年11月号
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楽しいときも試練のときも、二人で前だけを見て歩んできたたようで、ちょうど私が年齢も合うのでと、毎月1日と15日に開いていたお茶会に同行することになったようです。隆久 昭和37年11月1日のお茶会で彼女がお茶を点て、私がそれを飲む。それが見合いのようなものでした。―その後、デートを重ねたのですね。隆久 彼女は関西学院文学部同じ趣味と共通の話題で話がはずむ加藤さんご夫妻。お二人ともクヨクヨと思い悩んだりしない性格。震災という大きな試練も乗り越え、前だけを見て歩んでこられた56年間です。加藤名誉宮司は、薬師寺から吉祥天を奪った男?!―お二人の出会いは。隆久 生田神社のお茶室「梅蔭亭」で裏千家のお茶を教えておられた先生が、一度、会わせたい人がいると連れて来られたのが、この人でした。昌子 私は先生のご自宅に通っていました。先代の宮司から年頃の人はいないかと頼まれてい生田神社名誉宮司加藤 隆久さん加藤 昌子さんいい夫婦の日今までたくさん素敵なご夫婦にお会いしてきました。 11月22日の「いい夫婦の日」にちなみ、 二組のご夫婦にご登場いただきました。46

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