KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年10月号
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ったのですか。隈祖父はもともと甲状腺の研究をしていたようで、甲状腺の手術が得意な外科医師として、1932年の開業時からバセドウ病や甲状腺がんの手術を精力的に行なっていたようです。1966年、父・寛二が院長に就任して専門病院としました。思い切った決断だったと思います。―桜商会も、同じく花隈で長い歴史がありますね。石原元兵庫県警本部長が退官後、1947年に立ち上げたのが桜商会です。東京から本部寺」として親しまれてきました。―同じく長い歴史を持つ隈病院ですが、花隈には何かゆかりがあるのですか。隈〝隈〟つながりはないです(笑)。私の祖父・隈鎮雄が大分県の病院から独立するにあたり、物件を見つけたのが今の隈病院の場所で、当初は木造造りの建物でしたが、1986年に鉄筋造りになり、2005年、大規模改修が完了し現在に至っています。―今や全国から甲状腺疾患の患者さんが隈病院へ来ますが、開院当時から専門病院だ〝モダンなお寺〟として親しまれてきた「本願寺神戸別院」―「モダン寺」の歴史は。長尾1639年、本願寺第13代良如宗主より寺号「善福寺」を頂いたのが浄土真宗のお寺としての始まりです。その後、現在の地に移転し、1908年、本山直属の別院格が付きますが、17年に火事により焼失。翌年から再建計画が動き始め、30年、鉄筋造り、我が国初のインド仏教様式のお寺として竣工しました。60年、正式に「本願寺神戸別院」と命名され、神戸の人たちにはハイカラな「モダン浄土真宗本願寺派本願寺神戸別院副輪番長尾 真 さん医療法人神甲会 隈病院 理事長隈 夏樹 さん浄土真宗本願寺派本願寺神戸別院門徒総代株式会社桜商会 代表取締役社長石原 守 さん49

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